WEBページの「上の部分」と「下の部分」を HTMLテンプレートとしてページ間で共有することで、WEBサイトを効率よくコントロールすることができます。 通常、WEBサイトは階層構造になっていますから、HTMLテンプレートも階層的に扱うことによって、さらに効率的に管理することができます。
テンプレート機能のHTMLエディタは上下ふたつあります。このテンプレートを使ったWEBページは、このふたつのHTMLの間に入ります。 テンプレートは階層構造になっているので、テンプレートの下にさらにテンプレートを作ることができます。この場合、
1.親テンプレートの上HTML
2.自テンプレートの上HTML
3.コンテンツ
4.自テンプレートの下HTML
5.親テンプレートの下HTML
の順にHTMLが作成されます。
階層的に適用されるのはHTMLだけではありません。スタイルシートも親テンプレートから自テンプレートと階層的に適用されますので たとえば、最上部のテンプレートのCSSにサイト全体のスタイルを記述しておく、などの使い方ができます。
作成したHTMLテンプレートは、コンテンツエディターの「設定」機能から、ページごとに選択することができます。
シンタックスハイライト、HTMLタグの折りたたみなど、いつものエディタと同じ感覚で編集できます。
HTMLエディタではショートカットキーを使用することができます。
ctrl+s | セーブ |
---|---|
ctrl+c | コピー |
ctrl+v | ペースト |
ctrl+z | やり直し |
ctrl+y | やり直しのやり直し |
ctrl+f | 検索 |
ctrl+f(2回) | 置き換え |
F3(文字列を選択状態で) | 次へ(検索) |
shift+F3(文字列を選択状態で) | 前へ(検索) |
やり直し(ショートカットキー:ctrl+zと同じ) | |
やり直しのやり直し(ショートカットキー:ctrl+yと同じ) | |
画面分割(上下) | |
画面分割(左右) | |
インデントガイドの表示/非表示 | |
タブ・改行など不可視オブジェクトの表示/非表示 | |
ウィジェットの挿入 |
レイアウトにかかわる部分はHTMLエディタを使って、画像の差し替えなどはビジュアルエディタを使って、という風に使い分けることによってスキルに応じてページ内のコンテンツを編集することができます。
エディタ内に表示されるのはページ全体です。編集できるエリアをクリックすると編集用のコントロールパネルが表示されます。
ただし、ビジュアルエディタはHTMLエディタで作成されたページを見たまま編集するためのツールですので、PHPによるダイナミックHTML、javascriptは、機能していない状態で表示されます。
PHPエディタを使ってダイナミックにWEBページをコントロールすることができます。
ページを表示するときに実行されるPHPの順序です。
テンプレートとコンテンツのPHPが先に起動するのでページごとに変更したい部分を変数にしてウィジェットに引き継ぐことができます。
B-studioは、PHPフレームワーク『B-frame』の上に構築されていますので、B-frameのクラスライブラリを使用することができます。
クラスライブラリを使用することによって少ないコードで高度なプログラムを実現することができます。
詳しくはB-frameサイト(現在作成中です。少々お待ちください)をご覧ください。
WEBサイトで使う画像やファイルはすべて、リソースとして管理します。
サーバ上のリソースを階層的に管理します。右クリックでポップアップメニューから操作したり、ドラッグ&ドロップで移動や並び替え、deleteキーで削除など、直感的な操作が可能です。
リソースで管理するのは画像ファイルだけではありません。jQueryなど、javascriptファイルをアップロードして使うことも普通のWEBサイトと同じようにできます。
ファイルのアップロードは簡単です。画面上部の「アップロード」ボタンをクリックするとファイル選択画面が開きます。ファイルを選択することでアップロードが開始されます。アップロードしたいディレクトリにファイルをドラッグアンドドロップすることでもアップロードは開始できます。また、zipファイルをアップロードするとアップロード後に自動解凍しますので、ファイルが大量にあっても大丈夫です。
アップロードしたjavascriptをダブルクリックすると、別ウインドウでエディタが起動します。サーバにアップした状態で直接編集することができます。
WEBサイトで共有するパーツをウィジェットとして作成することができます。ウィジェットにはHTML、CSS、PHPスクリプトをセットで保存できるのでさまざまな用途に利用できます。例えば、サイドバナーやサイトマップなどの静的コンテンツ、おすすめコンテンツ、アクセスランキングなどの動的に作成されるコンテンツをウィジェットとして作成しておくと、複数のページにそれらを表示することができます。
作成したウィジェットはコンテンツエディタやテンプレートエディタから簡単に設定できます。
B-studioで作成されたサイトは、バージョン管理機能ですべてコントロールされています。
WEBサイトにページを追加したり、複数のページを修正したりする場合は、その作業すべてをバージョン管理機能でコントロールできます。
新規バージョンを作成すると、そのバージョンは、現在のサイトをすべて引き継ぎます。 管理者は作業中バージョンを切り替えて作業を開始します。このとき、公開バージョンは作業の影響を受けません。 管理者は管理画面にログインしているブラウザを利用することによって、編集作業の内容を実際に公開される状態で確認することができます。 作業が終わったら公開バージョンを切り替えて編集した内容を公開します。もとのバージョンに戻すことも簡単にできます。
公開バージョンと作業中バージョンが同じ場合、管理画面からの修正内容は即時反映されます。
新規バージョンを作成すると、そのバージョンは、現在のサイトをすべて引き継ぎますが、 バージョン作成後に加えられた修正内容は引き継がれません。もし、新規バージョン作成後に前のバージョンに大量の修正が派生した場合、 新規バージョンを一度削除し、再作成することで修正内容を引き継ぐことができます。 このように、バージョンは作成された時点で前のバージョンの状態を引き継ぎますので削除できるのは最新バージョンのみです。 また、最新バージョンであっても公開バージョンや作業中バージョンとなっている場合は削除できません。
バージョン管理機能ではサイト全体をコントロールするので、管理者が複数いる場合などは運用上、注意が必要です。 バージョン切り替えはそのバージョンでの作業をすべて公開しますから、他の方が修正途中だとしてもその内容が公開されてしまいます。
管理者は作業中バージョンを使って過去のWEBサイトを見ることもできます。削除したページや上書きした画像ファイルなども当時のままで再現されます。つまり、管理者は、現在、過去、未来を自由に見ることができるのです。